「E30の反逆」の第18弾、ジャーマン記事2010年9月の改訂版です。

皆さん、こんにちは。

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今回は「E30の反逆」総集編のその後を紹介させていただきます。

まず、当時から大きく変わったのが「ボディーカラー」です。

ここは「E30の反逆」の初期に紹介していた凹みや小キズを修正するのも兼ね、思い切って「オールペイント」を施しました。

もちろん、基本である「大人のレトロ調」をより出す為に、「BMW」のイメージカラーでもある「水色」をベースに考えた「カラー」としています。

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本当は、「ACシュニッツァー」の「黄緑色」(しかもソリッド)を考えていたのですが、日頃使用するのに目立ちすぎる・・・との意見から却下されました(^^;

「レトロ調」で且つBMWの「イメージ」を損なわないとなると、やはり「水色」・・・更に「メタリックカラー」にすることで今の時代でも違和感はないはずです!!

そんなイメージを膨らませながら、岩槻にあるボディークラフトさんに「オールペイント」を依頼し調色を始めてもらいました。
このボディークラフトさんでは、様々な特殊塗装をリーズナブルな価格で行ってもらう事ができます。

今回も全体的なイメージを伝え、「塗装」の「調色」をお願いしました。

「調色」作業の流れ的には、最初に昭和の名車と謳われた「だるまセリカ」のイメージで「色」を作ってもらい、それを「テストペーパー」に塗ってボディーに貼り付け、「色味」を見比べていきながら塗装を調整して決めていきます。

※. 因みにテストペーパーは磁石になっているので、車両に合せて太陽光も当てて色味を見る事が出来ます。

ベース塗料はBMWのオリジナルカラーの中から決めて「調色」を進めました。

これは「基本この車はBMWだ!」という形を崩さない為です!!

今回選んだBMWカラーは、限定車の「エーゲッシュブルー」!

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この色をベースに赤味を抜くことで、「とても明るく深みのあるブルー」に仕上がりました♪

思惑通りのボディーカラーが決まったことで、早速「塗料」を作成して塗ってもらいます。

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今回の塗りでは、「グリル」や「バンパーモール」なども「艶消しブラック」に塗装して「シャドーライン」化するため、「モール」や「グリル」は全て取り外して行ないました。

そして、古くなるとコーティング痕などが目立ってしまうステップ部分についても、リアバンパー下までアンダーコート風の塗装を施してもらい、全方位でボディーの見た目を復活させます!!

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しかし、ここで問題が1つ発生(@д@!!

なんと、「リアスポイラー」が「トランクフード」の腐食が激しいとの理由で取り付け不可能との事・・・(-A-;

これについては、モダンに仕上げる方向性からすると返って好都合だろうということで前向きに考える事にしました。(>ω<b

正直、「大人仕様」を目指している車両なので、「スポイラー」など派手目な装飾品は外してしまった方がいいかなと・・・。

このスポイラーについては、Mテク用に付け替える?・・・既存のやつをそのまま使う?・・・(=ω=”ん~・・・”

などと迷っていたので、「物理的に再取り付け不可です!」ということになって良かったと思います。

ん?何で良かった?・・・(>ω<b”そりゃ悩みの種が1つ減ったからっす♪”

しかし、取り付け不可の理由が腐食進行なので心配だったのですが、トランクフード自体はFRPで穴を塞ぐ事により再生が可能だったので一安心。
要するに、穴は塞げるけどスポイラーを支える強度は無いので、再取り付け不可ってことですね。

そんな理由なので、スポイラーを外すのにためらいは全くありませぬ!!

数週間後、E30のオールペイントが上がって帰って来ました。

第一声「おぉー!!」と、スタッフ全員が目を引く出来栄えです♪

はっきり言えるのは、思っていたよりも「目立つ!」という事。

特に昼間の天気の良い日は、かなりな「お目立ち度」です。

傷ひとつ無い車両の美しさは、まるで新車のようです。(オールペンなので、当たり前なんですけどねw)

イメージ的には、拘りを持って旧車を乗り回している大人なオーナーさんの愛車♪って感じの出来栄えに仕上がりました!!

皆さんも是非一度見にいらしてください。

もの凄くイメージチェンジされていますよ。

以上、「E30の反逆」のその後でした!!

それでは皆さん、また次回お会いしましょう!!